2023年3月15日
本イベントは終了しました。後日、動画をYouTubeで公開予定です。
2023年2月15日
藤本幸夫先生は、ご著書『日本現存朝鮮本研究 史部』（大韓民国東国大学校出版部、2018年7月）の長年にわたる業績が高く評価され、2021年に日本の学術賞としては最も権威のある「日本学士院賞」と、日本学士院による賞の中でも特に優れた業績をおさめた研究者に贈られる「恩賜賞」を受賞しています。
日本には古くから数多くの朝鮮本が伝わっていますが、藤本先生のご著書『日本現存朝鮮本研究』は、約半世紀にわたる実地調査を踏まえ、「史部」と「集部」に分類される朝鮮本について、詳細かつ周到な考察を加えた書誌学の金字塔ともいうべき業績です。
従来、朝鮮本は中国本に混じって著録されることが多く、朝鮮本に特定した目録はほとんどありませんでした。またその扱いや記述には間違いも多く、必ずしも学術的価値は高いものではありませんでした。わが国に現存する朝鮮本の網羅的な調査・分析をもとにまとめられた本書は、朝鮮学の研究集成として画期的な意義を有するだけでなく、中国学や日本学に携わる内外の研究者にも貴重な学術的財産となるものです。
この講演会では、先生の学問の足跡をあらましご紹介いただいた第一回（動画はこちら）に引き続き、いよいよ朝鮮本研究の核心に迫るお話をしていただき、その魅力と今後の可能性に触れて参りたいと存じます。
講師：藤本幸夫 先生 ： 富山大学名誉教授、麗澤大学名誉教授、公益財団法人 東洋文庫研究員
日時：令和5年3月15日（水） 13：00-14：30（12:30受付開始）
場所：中央図書館2階プレゼンテーション・ゾーン
共催：藤本先生の受賞を寿ぐ会・富山大学附属図書館
お問い合わせ先：
・富山大学附属図書館
E-Mail: libsoumu＠adm.u-toyama.ac.jp
TEL: 076-445-6891
・富山大学人文学部 徳永研究室
E-Mail: tokunaga＠hmt.u-toyama.ac.jp
＊事前申込不要 聴講無料 学生・一般の来聴を歓迎します
