ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の熊本時代の講義録を刊行!

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ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の熊本県第五高等中学校での英語の授業の講義録をまとめた『ラフカディオ・ハーンの英語教育』が刊行されます。

昨年、戦前からハーンの著作を数多く出版した北星堂の創業者、中土義敬(富山市出身)の遺品が富山大学附属図書館に寄贈された折、熊本時代の講義録の写しが発見されました。この資料は、ハーンの授業内容を克明に記録した五高生の講義ノートの写しであり、優れた英語教師として各地に赴いたハーンを知る上で、熊本時代の空白を埋める第一級の史料として注目を集めていたところです。富山大学附属図書館では、ハーン研究の第一人者である平川祐弘氏(東京大学名誉教授)の監修の下、この重要史料の出版の準備を進めてまいりましたが、福岡市の弦書房から四月上旬に刊行されることとなりました。
この冊子では、左側ページに原本となる書写資料の復刻画像を掲載し、右側ページにその翻刻と翻訳が掲載されています。平川祐弘氏と西川盛雄氏(熊本大学名誉教授)による詳細な解説もあり、ハーン愛好者、英語教育・英語研究者におすすめの貴重な文献となっております。冊子は富山県内の中学校、高校、大学や図書館などに配る予定ですが、興味を持たれた方はご購入ください。

【参考】