高度情報化社会の今日、図書館に求められるサービスは多様化しています。しかしながら、図書館の基本はやはり蔵書にあるのではないでしょうか。
本研修会では、東洋史の研究者であり、図書館の運営者でもある講師の方から、図書館の蔵書にまつわるトピックスを中心に講演していただきます。この研修を通してこれからの図書館のあり方について一緒に考えていきましょう。
場所 富山大学中央図書館 2階 プレゼンテーション・ゾーン
日時 2012年2月16日(木) 14:00~15:30
研修内容
◆14:00~15:10 講演「蔵書こそは図書館の切り札」
講師:小島浩之氏(東京大学経済学部資料室・専任講師)
◆15:10~15:30 質疑応答
【講演内容】
図書館は、その機能や役割が幅広いため、様々な部門で多くの問題を抱えている。こういった問題点を解決する糸口の一つが、図書館が有するコンテンツ、すなわち「蔵書」にあるのではないだろうか。なぜなら、蔵書と図書館の関係には、「鳥と卵のどちらが先か」という有名な命題と同じくらい強い因果性のジレンマがあるからである。
図書館は、その機能や役割が幅広いため、様々な部門で多くの問題を抱えている。こういった問題点を解決する糸口の一つが、図書館が有するコンテンツ、すなわち「蔵書」にあるのではないだろうか。なぜなら、蔵書と図書館の関係には、「鳥と卵のどちらが先か」という有名な命題と同じくらい強い因果性のジレンマがあるからである。
講演者は、研究者(一利用者)としてだけでなく、図書館の組織運営に関わる立場から、ここ10数年大学図書館に関わってきた。その過程で講演者が考えてきた図書館蔵書の意味や価値、さらには図書館の経営資源としての蔵書利用法などを述べ、現在の図書館が抱える諸問題解決のためのヒントを提供したい。
【講師紹介】 小島浩之(東京大学経済学部資料室・専任講師)
岐阜県高山市生。富山大学経済学部卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程修了後、2000年より東京大学経済学部助手として資料室に勤務。
現在は東京大学大学院経済学研究科講師・経済学部資料室長代理。
専門は東洋史学および歴史資料の保存と活用に関する研究。
参加対象者
富山大学教職員・学生、図書館関係者、その他希望される方
申し込み・参加費は不要です。所定の時間・場所にお集まりください。
アクセス 富山大学中央図書館
(五福キャンパス内メインストリートのつきあたりにある茶色の建物です)
問い合わせ先 富山大学 学術情報部図書館情報グループ
担当:赤祖父 E-mail chuolib(at)adm.u-toyama.ac.jp
(at)を@におきかえてください。
TEL 076-445-6898