平成24年2月29日(水)、富山大学人文学部第6講義室において第2回ヘルン研究会(※1)が開催されました。当館ヘルン文庫(※2)担当職員栗林裕子が「最近のラフカディオ・ハーン関連の各地の活動について」と題した報告を行いました。
まず、「ヘルン文庫」の活動について現状を報告しました。 図書館としての活動には以下のようなものがあります。
・市民ボランティアによる定期公開
・新入生、一般市民対象のヘルン文庫見学ツアー
・企画展示会
・富山八雲会との共催イベント
・ヘルン文庫ホームページからの情報発信
次に、最近開催された全国各地でのシンポジウムやセミナー、展示会について報告し、さらに、全国のラフカディオ・ハーン関係団体の一覧表に従って、設立の経緯や活動内容についても説明しました。
今回の配布資料の一部は富山大学リポジトリから公開しています。こちら(http://hdl.handle.net/10110/6810)からご覧ください。
なお、次回のヘルン研究会は、小泉凡氏(島根県立大学短期部教授・八雲の曾孫)が講演される予定となっています。詳細はこちら(http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/hearnP2.pdf)からご覧ください。
【第3回ヘルン研究会】
日時 2012年3月26日(月) 14:00-15:30
場所 富山大学人文学部第6講義室
講演者 小泉凡(島根県立大学短期部教授・八雲の曾孫)
テーマ 小泉八雲を現代に生かす
(※1)ヘルン研究会とは、「ヘルン文庫」の可能性を探るため、富山大学人文学部有志教員が発起人となって立ち上げた「ヘルン・プロジェクト」の活動です。
富山大学人文部ヘルン・プロジェクト活動草案 http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/hearnP.pdf
(※2)ヘルン文庫とは、ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn, 1850-1904 :日本に帰化して小泉八雲と称した)の旧蔵書で、洋書2,069冊、和漢書364冊及び「日本:一つの解明」(「神國日本」)の手書き原稿上下2冊1,200枚からなっており、現在、中央図書館の5階に収められています。