富山大学附属図書館(中央図書館)が保有する特殊コレクションのひとつである「朝鮮開化期小説原本コレクション」(※)は、20世紀初頭の朝鮮において出版された大衆娯楽小説の原本234冊からなるコレクションであり、本国にも残っていない貴重な原本を含んでいます。
このたび本コレクションのうち、特に貴重な原本を含む34冊分の画像データが富山大学学術情報リポジトリToRepoから公開されましたので、お知らせします。
※ 朝鮮半島において20世紀初頭から多量に出版された廉価本のコレクション、総234冊。出版年は1902年から1978年にわたる。極彩色の絵が入った表紙が特徴的で、朝鮮語ではタクチ本と呼ばれる。新たに創作された小説、古典小説のリライト、国外の小説の翻案・翻訳小説など小説類が最も多い。他に笑話集、漢文や日本語の学習書、宗教書、各種の教養書など、多様なジャンルが含まれている。