ヘルン文庫詳細
ヘルン文庫は、ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn, 1850~1904 :日本に帰化して小泉八雲と称した。)の旧蔵書で、洋書2,069冊、和漢書364冊及び「日本:一つの解明」(「神國日本」)の手書き原稿上下2冊1,200枚からなっている。知の東西融合を目指す富山大学を象徴する貴重なコレクションである。
本学の前身校の一つである旧制富山高等学校の初代校長であった南日恒太郎の令弟がラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の高弟でもあった縁で本学に所蔵するに至ったもので、文庫は大正13年(1924)6月10日に開設された。
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定期公開
毎月第3水曜日13時~16時に定期公開しています。市民ボランティアの方によるガイドも行っていますので、お気軽にお越しください。
川合文書詳細
藩政期に砺波郡戸出村(現高岡市戸出)に居住した十村(加賀藩における大庄屋の呼称)、川合家に伝来した文書で、藩政初期から明治に至るまでの農政等に関する記録、3,128点からなっている。主なものとしては、留帳類400点余が挙げられるが、一部の重要史料については『富山県史』をはじめ、各自治体史等で活字化されている。
加賀藩農村、特に越中農村の基礎的史料であり、農政史・農村史研究における重要史料のひとつである。
- 川合文書目録(富山大学学術情報リポジトリToRepo)
- 特に資料価値の高いもの(299点)については、富山大学学術情報リポジトリToRepo(コレクションのページ|タイトル一覧)から画像データを閲覧できます。
- 川合文書関連資料
(十村とは?|加賀藩主一覧|加越能三カ国領国図|川合家歴代の主要職務等)
菊池文書
藩政期に砺波郡野尻村(現南砺市野尻)に居住した十村、菊池家に伝来した文書で、藩政初期から明治初期に至るまでの農政等に関する記録、2,130点からなっている。主なものとしては、旧記・留帳類400点余が挙げられるが、一部の重要史料については、川合文書と同じく『富山県史』をはじめ、各自治体史等で活字化されている。
上記の川合文書と同じく、砺波郡における加賀藩農政の大要をつかむことができる重要史料のひとつである。
- 菊池文書目録(富山大学学術情報リポジトリToRepo)
- 特に資料価値の高いもの(121点(平成24年1月現在))については、富山大学学術情報リポジトリToRepo(コレクションのページ|タイトル一覧)から画像データを閲覧できます。
鷹栖文庫詳細
旧砺波郡鷹栖村(現砺波市鷹栖)の幕末以降昭和20年代に至る約100年間の村政文書類1,600点である。鷹栖村は藩政時代は加賀藩で一、二を争う大村であり、加賀藩の穀倉といわれた米作地帯砺波の中心に位置し、典型的な散居村として、また、特殊な慣行小作権としての永小作権がいちはやく確立した村として著名である。
大型コレクション
承政院日記(韓国/昭和54年度採択)
李王朝時代の宮廷記録で、現存分の仁祖元年(1623年)から隆熙四年(1910年)に至る影印本で、政治、経済、文化、外交、軍事の基本資料。
ヘリツェン女性史資料コレクション(アメリカ/昭和61年度採択)
The Gerritsen Collection of Women’s History,
1543-1945. マイクロフォーム版
オランダにおける女性問題研究の先駆者であるDr.Aletta Jacobs Gerritsenが夫のCarl V. Gerritsenと共に、長年収集した女性史研究資料をもとに西欧各国の文献を収集したもの。
ドイツ学位論文集成:民法、民事訴訟法、財政法、税法(ドイツ/平成3年度採択)
Collection Dissertations on Civil Law, Civil Procedure, Financial and Tax Law.
ドイツにおいて1900年以降に公刊された民法、民事訴訟法、財政法、税法の重要な学位論文集成で、1800余りの文献からなる。
ランドルトーベルンシュタイン数値集(ドイツ/平成6年度採択)
Landolt-Bornstein:Numerical data and functional relationships in science and technology.New series. Group.3 and 4.
物理学、化学、天文・地球科学、工学分野の数値を広範囲に収録したもので、6グループで構成されている。このうち、グループ3(結晶物理と固体物理)及び4(物質の巨視的工学的性質)のなかで本学未所蔵の65冊を購入し備え付けた。
朝鮮開化期大衆小説原本コレクション(韓国/平成12年度採択)
1900年前後の朝鮮において出版された大衆娯楽小説の原本。本文はハングルによる縦書きで、使用される文字は5ミリ角ほどの大きいもの、表紙は極彩色の絵入りで、100頁前後で一つの物語がまとめられていて一冊の形態をとっている。1900年前後に朝鮮半島の都市部で一般庶民の読み物として流行したものである。朝鮮語では総称してタクチ本と呼ばれ、文学史的には日本の江戸期の絵草紙に相当する。
当コレクション264冊のうち、本国にも残っていない貴重な原本を含む86冊について、富山大学学術情報リポジトリToRepo(コレクションのページ | タイトル一覧)から画像データを閲覧できます。
貴重資料の利用について
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